母は、今朝いつもどおり自分で起き、食事をし、薬を飲んだ。そのあと、もう部屋に入り、タンスを開けて、着ていく服を選んだりしていた。すこし、表情は暗いが、着替えをしょうとやる気を出しているので大丈夫。
迎えの車の時間のすこし前、私は、いつものように洗濯物を二階で干したり、部屋のかたづけをしていた。「まだ、10分以上余裕があるな」と思っていた。そしたら、かすかにドアがパタンと閉まる音がした。ほんとに、それ以外なにも聞こえず、空耳かなと思って、しばらくしてから、降りていったら、玄関においてある布のバック(連絡帳や上履き入りの)がないし、母の靴もなくなっていた。
母は、迎えの車をリビングから見ていて、来るとすぐに玄関から出て行って乗り込んだらしい。普通ならば、チャイムが鳴るはずだが、それよりも早く母が出ていったのだ。
やはり、よほど楽しみしていたのだなと思った。
帰ってくると、いつものように何事もなかったような顔をしていたが、「なにをしたの」と聞くと、けっこうにここにと答える。
こういう表情が週一回ではなく、毎日あるといいなと思った。
写真:庭に咲いたガラスの花