リスパダールの効能と副作用

   
   母の飲んでいる薬なので、記録する。
  「ぜんかれん」2007年2月号の「新薬を使いこなす」(清和会吉南病院 長嶺敬
彦)より参照。

   *リスペリドン(リスパダール)

    薬理作用は、SDA(セロトニン・ドパミン拮抗薬)といわれる薬です。セロトニンとドパミンを適切に遮断することで、最もエビデンスのある新薬です。幻覚妄想などの陽性症状の改善効果に有効で、陰性症状の改善効果もあります。攻撃性、認知症状、感情症状を改善します。剤形も豊富で、錠剤、細粒、内用液があります。外国では、デポ剤も使用されています。急性期の治療で内用液の有効性や睡眠の質の改善効果なども期待できます。慢性期には一日一回の内服でも治療が可能です。
    副作用は中枢のa1受容体遮断作用による起立性低血圧、至適用量(6mg)を越えた時の錐体外路症状(ふるえ、じっとしていられなくなる、筋肉がこわばる)、高プロラクチン血症に注意が必要です。糖尿病や高脂血症などの代謝系の副作用はほとんどありません。
 
 

訪問看護からの提案

[2/19〜2/23まで]

  先週、訪問看護からお願いがあった。今利用している訪問看護ステーションは、精神科の看護士が多く、その中心になっているのが、いつも家に来てくれるYさんだ。その人が、「精神看護の質を上げるための取り組みとして、利用者の方にインタビューをさせていただきたい」という。そのデータをもとに、内容を検討、改善し、より質のよいものにしたいという趣旨であった。
  「うちの母のような精神障害者の方は、他にはどのぐらいいらっしゃるのですか?」
  「何名かいらっしゃいますが、症状が安定していない方が多いですね。お母さんのように、非常に安定しているのは、珍しいです」
  「うちも、介護保険を利用する前まで、非常に不安定な状態でした。ですから、こうして、看護が利用できるということは、ラッキーなことでした。」
   この機会に、私も、看護士さんに対して、私の考えなどをまとめたいと思っている。
また、こんなに熱心に取り組みをしょうという気持に、とても感動した。
   
2/19(月)くもり
   母は、いつもどおり、ディに通った。いまでは、完全に、母の生活の一部になっている。

2/20(火)雨
   午前中、内科クリニックに母といっしょに通院した。やはり、「食べ方にむらがある」ため、血糖値もUP、DOWNを繰り返している。本人に、バランスよく食事することは、望めない。昼は、気がむけば、食べるが、気がむかないと、食事をぬくということをしている。いろいろと、説得はしてみたが、これも、精神病からくるので、仕方ない。

2/21(水)晴れ
   最近、母が、安定してきたので、私も週に二回は、スポーツジムに行けるようになった。
   以前は、水曜日は、出かけても、とても運動する気力はなく、マッサージにいったり、買物したりすることしか出来なかった。
   それが、母が週二回ディサービスにいくようになり、元気になるにつれ、私自身のことに気持が向くようになったのだ。
   今日も、午前中は、ヘルパーさんが来る前に出かけ、昼すぎに戻った。最近、ヘルパーさんと仲良く掃除をしているらしく、今朝「いっしょに掃除しているの?」と母に聞くと、はっきりと「しているよ」と言っていた。こんなに、はっきりと返事するのも、びっくりした。
  午後の訪問看護は、看護学生さんも同伴だった。男の学生は、はじめてだったが、母は意外とにこにこしていた。母の担当のY看護士からも母に、「長風呂」の弊害について、説明をしてくれた。母は、Yさんを一番信頼している。「努力してみます」と答えていた。

2/23(金)雨
  朝は、ひとりで起きたが、動きがにぶいし、少しぼーっとした感じの母だった。ディへは、いつもどおり出かけた。午後、月一回のケアマネの訪問が予定されている。

 
 

電気ストーブで汗を乾かす母

[2/11〜2/16まで]

2/11(日)晴れ 
 まだ外は、暗い午前4時。階下で、なにか物音がして、目がさめた。母がトイレにいったのかなと思っていたが、どうも様子が変だ。10分ぐらいして、心配になり、下に下りていって、母の部屋のふすまを開けた。
  「えっ」と一瞬、目を疑った。母は、小型の電気ストーブを敷布団の上において、自分は、上半身裸で、ストーブにあたっていた。
   電気毛布で汗をかいて、パジャマを脱いだあと、汗を乾かそうと、押入れにしまいこんでいた電気ストーブを出したのだ。以前も、一度、同じことがあったが、そのときは、パジャマを着替え、ぬれたパジャマを畳みの上に広げ、乾かしていた。電気ストーブも、畳の上だった。それでも、夜中なので、やめるようにいって、電気ストーブをしまったのだ。
   ドライヤーで汗を乾かしているほうが、ずっと安全だと思った。すぐに、電気ストーブは、とめて、電気毛布もしまった。
   「今年は、暖かいから、電気毛布は、使わないでね。」と言った。それでも、ふとん一枚と、毛布二枚は、使っているのだから。(これ以上、譲歩させるのは、むりだった)
   ちなみに、部屋には、エアコンがあるので、電気ストーブは、いらない。あれは、昔使っていたもので、母の押入れにしまっていたのだが、さっそく、私の部屋にもっていってしまった。

2/12(月)晴れ 
 今朝、母の部屋をみると、また、電気毛布を使っていた。どうしても、電気毛布を出さないと、不安らしい。ただ、スイッチは入れずに、毛布として使ったとのこと。やれやれ。ディは、元気よく行った。

2/14(水)雨
  ヘルパーさんとは、いつもどおり、仲良く掃除をし、コンビニまで買物に行ってきたとのこと。
  訪問看護の時に、看護士さんに「母が二時間風呂に入っている」ということを話した。それで、看護士さんからも、母に「長風呂の危険性」などを含めて、話をしてくれ、納得したようだ。ただ、これで、今後実際にやってくれるかどうかは、まだわからない。

2/16(金)晴れ
  風呂については、ほんの少し、入る時間が短くなっているような気がする。ただ、忘れっぽいので、そのうち、また、もとどおりということもあるので、もう少し経過を見ないとなんとも言えない。電気毛布のことは、気温の寒い日もあり、やはり、難しい。
  母は、今日も、元気よく、ディに出かけた。

しだれ梅(藤牡丹)P1000930.jpg

 
 

風呂に二時間も入っている母

[2/5から2/9まで]

  母は、今のところ、風呂は、一人で入っている。しかし、早くても、一時間、長いときは、二時間も入っている。
  一度、どうしてそんなに時間がかかるか、追跡調査した。脱衣場で、20分以上も、なんかやっていた。どうも、要領が悪いらしい。脱いでいる途中で、トイレへいったり、部屋に戻って、忘れ物をとってきたり、服を脱いでいるスピードも遅い。
  その後、風呂の中で、なにかをやっているかは、ずっと見ていたわけではないものの、おそらく、長い時間、風呂につかっているらしいことはわかってきた。
  髪を洗う日は、必ず二時間を要す。それは、しかたない。せかすのも、かわいそうだ。しかし、いくら、丈夫でも、風呂の中でのぼせて、倒れないか、やはり心配だ。
  先日は、髪を洗わないのに、二時間も入っていたので、さすがに、覗いてみた。本人は、時間がたっているのに、まったく気がつかない。まだ、風呂につかっていた。
  早くあがるようにいったが、10分しても、あがらないので、あがらせた。
  実は、夜の薬がもう効いてきていて、睡眠剤もはいっているので、意識がとろとろしているのだ。本人は、それも、わかっていない。
  「ゆっくりと、風呂に入っていいよ」と言いたいが、やはり、危険なので、時間をチェックするしかあるまい。

2/5(月)晴れ
   いつもどおり、機嫌よく、ディサービスに行ってきた。特に、月曜日は、慣れたスタッフなので、表情がいい。

2/6(火)晴れ
  内科のクリニックで、二時間待った。風邪を引いている子供も多く、ちょっと心配。
二週間前の血糖値は、大分下がっていたが、あれは、私たちの留守の間おかゆだけ食べていた影響だと思う。先生も、「食べ方にむらがあるのでしょう」と言っていた。確かにそのとおりだ。最近は、きちんと食べているから、今日採血した分は、また、上がっているかも。他は、すこし足にむくみがあるとのこと。ただし、心配はなし。いつもの薬をもらってかえる。

2/7(水)晴れ
  今日は、精神科の通院日。主治医にディに週二回通い出してから、だんだんと人と話すようになったことや、特に手の動きが以前よりも、スムーズになっている点を伝えた。血糖値の方は、手帳を見せて、内科の先生に食べ方にむらがあると言われたことを言うと、納得されていた。だから、当分の間、今のままだろうと。その他の点では、非常に良いので、私も先生も満足。
  午後訪問看護のほうも、いつもどおり。数冊の世界遺産の写真本を見たとき、看護士さんの「どの国が好き?」の問いに、「イタリー」と答えたそうだ。なかなか、しゃれた言い方している。

2/8(木)晴れ
   今日は、さっそく、母は昼ぬきを実行した。午後、帰宅して、「お昼食べた?」ときくと、「抜くことにした」とはっきりと返事した。まぁ、こういう日もあるから、食べ方にむらがあるのだな。続く場合は、注意するが、今日は、好きにさせた。あまり、まわりがうるさく管理するのも、ストレスだから。夕飯は、きっとおいしく食べられるだろう。

2/9(晴れ時々曇り)
   今朝は、ディへ行くので、母は早く起きて、いつもどおり朝食を食べた。私は、二階にいて、「パンがこげている」匂いが立ちこめ、下に下りて、リビングのドアを開けて、びっくり。白いけむりが充満していた。母は、涼しい顔で「パンを焦がした」という。
   私は、それよりも、なぜ、窓をあけて換気しないのかと思った。おかげで、家中にパンの焦げた匂いがたちこめてしまった。
   ともあれ、今日も、元気よく(?)ディへ出かけた。

公園の梅
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電気毛布で失敗する母

[1/29から2/2まで]

  最近、以前よりも、意識がはっきりしてきて、人とのコミニュケーションもよくなった母だが、相変わらず、毎晩、電気毛布の温度設定に失敗し、汗かいている。
  今年の冬は、特に暖かく、電気毛布の必要のない日が多いのに、あくまで「ないと、寒いから」と言い張り、ふとん、毛布二枚と電気毛布で寝ている。ちなみに、われわれ家族は、毛布二枚と布団でも、多いと感じる日がある。

  何度も、説得したが、だめだった。電気毛布の温度も、基本が「3」なのに、かならず、「5」にする。それで、夜中に、寝巻きや布団も汗でぬれて、目がさめ、ドライヤーで乾かす音が聞こえる。
  私も、何度も、母の部屋に行き、「せめて3ぐらいにして。もし、汗かいたら、とめて」といったが、いっこうに改めず、もう三ヶ月になる。
  さすが、私も、説得はあきらめ、母が寝てから(ぐっすりと寝てないと成功しない)、部屋に入り、温度の設定をしなおす。母に気づかれると、設定後また、「5」に戻すので、そのときは、あきらめる。

  ディサービスに週二回行くようになってから、一ヶ月半たつ。今週、また、電気毛布のことで、母と話をした。やっと「3」にすることや、汗かいたら、とめることを承知した。実行もしているので、かなり、相手の言うことに対して、理解できるようになったようだ。

  今週、月曜日のディも、いつもどおりで、翌日は、ケアマネさんの訪問があった。母のことは、ディを二回にして、かえってよくなっているのに、ほっとしていた。
  火曜日、昼を買いにコンビニまで、母と出かけた。玄関出てから、「先にいって、私は、ゆっくり歩いていくから」といって、介助も不要ということを言ったので、よろこんだ。ところが、翌日、ヘルパーさんには、甘えて「手をひいて」と言ってたらしい。(人をみて、態度をかえる。こういう点は、かわらない。)夕方、訪問看護の看護士さんは、いつもの人ではなかったが、母は終始、とても、いい表情をしていた。会話も弾んだとのこと。

  今日金曜日は、ちゃんと朝は、ひとりで起床し、食事も服薬もすませ、迎えの車がくるまで待っていた。ディに通う日は、やることがあるので、生き生きしているように思われる。

しだれ梅(月影)
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