異常な食欲の母


[11/5〜11/9]

  母にしてみれば、この半年、ずいぶん、がんばったほうだと、思うので仕方ないという気持が半分はある。しかし、去年の今頃と同じで、また、昼は、コンビニでいままでの倍以上のものを買っては食べているのを、見過ごすわけにもいかない。
  それで、「まだ、糖尿病がなおっているわけではないからね。薬飲んでいるでしょ」とか「今、がまんしないと、一年間も治療してきたのが、全部むだになるのよ」と説得はしている。それを神妙に聞いていて、「わかった」と言う母。
  しかし、次の日には、また、たくさん食べていているのだ。
  
  昼にたくさん食べているので、夜の食事を減らすしかないが、母は、人の食べているのを見ていると、がまんできない。
  家族が同じものを食べるので、減らすにしても、難しい。品数は、減らせない。ご飯は、お茶碗を小さくして、ごまかすが、魚の切り身は、半分にすると、うらめしそうに見つめる。旦那は、食べるのが、楽しみなので、いっしょにつきあってというわけにもいかない。
  それで、母とふたりで夕食を食べるときだけ、私も母と同じように品数を減らして、カロリーを落とすようにするしかない。(まぁ、メタボ予防だと思えばいいが)
  ということで、母のおかげで、むりなく、私も、ダイエットできるのだと思えば、怒る気も起こらない。

  今週は、気温が下がったせいで、母の起床時間が一時間遅くなり、午前中は、食事のあと、ふとんにもぐって寝ている。この季節は、食欲と睡眠をたっぷりととるので、ますます太るようだ。
  看護士さんも、「お顔がまるくなってきましたね」と苦笑していた。年寄りは、食欲がなくなるのも、心配なので、いいことなのだが、行き過ぎるとまずいので、どうしたものかと思案顔だった。
  私も、せめて、異常な食欲は、止めさせたい。寝るのは、薬の効果もあるので、仕方ないから。

  介護認定の通知が来て、「要介護3」となった。確かに、だんだんと、自分で物事の判断などが、できなくなっている。以前は、季節ごとの衣がえも、布団の調節も、風呂の時間も全部自分でこなせたのに、今は、こちらが、チェックしないとだめだ。
  そのうえ、ときどき、痛みにも鈍感なのではないかと思うことがある。どこかで、手に打ち身をしているのに、聞いても「忘れた」「痛くない」というが、あざになっているので、痛くないはずはない。
  以前は、私が肩を叩くと、すぐに振り向いたのに、今は、肩を叩いてもわからない。正面に立って、声かけないとだめなのだから。
  しかし、なるべく、あまり手をかけないように、しないと。