減薬から1週間目



  今回は、前回の減薬時のような「禁断症状」はみられなかった。
  三日目から、まず、手の動きが前よりもスムーズになったような感じがした。
  いつも、夜、袋に入った薬をはさみで切って飲むが、前は、この動作がスムーズに行かず、手もひどく震えたりしていた。それが、口元まで薬を運んで、水を飲むのもスムーズになった。
  足の動作は、あまり変わらない。前屈みの姿勢も、まだ見られるし、体を揺らすこともある。
  ちょうど、一週間すぎた頃に、朝、母に「前よりも、頭がすっきりしている?」と聞くと、「すっきりしている」とはっきりと答えた。
  以前は、このような簡単な質問も、なかなか反応がなかったし、何度も聞かないと返事がなかった。

  ディサービスでは、相変わらず、誰とも話しをしないらしいので、特に会話がなかったときは、帰宅しても、こちらとの会話も反応が遅かったりする。

  今月のケアマネさんの訪問日も、そういうことを話した。できれば、ディでの午後の活動は、ひとりで黙々とやる作業ではなく、ゲームとか、みんなとなにかやるほうがいいと話した。
  なぜなら、母にとって、今「脳」を活性化するチャンスを作らないと、せっかくのディへの通所も効果が半減するからだ。外からの刺激が大切なのだ。
  以前、ディへの要望としては、毎回数分間でいいから、職員の方が母と話しをする時間をつくってほしいと申しあげた。母の日常で、人と会話する機会がほとんどないからだ。
しかし、やはり、ずっとは続かなかった。

  「ディでも、他の方の入浴とかで、忙しいので、なかなかそこまで手がまわらないのです」とケアマネさんはいうが、
  「それは、午前中ですよね。午後の自由活動の使い方の工夫をしてほしいということを言っているのです。こちらも、あまり手をかけられないのはよくわかっているので、プログラムの工夫をしてほしいのです」
  これまで、その都度、連絡帳には書いたが、やはり、ディとしてはしっかりと理解してもらっていないと思ったのだ。
  みんな同じではないので、本来、プログラムの計画も必要だと思うのに、なんだか、場当たり的な感じがしてならない。そのくせ、介護保険の通所計画書には、いろいろともっとくらしい目標が書いてある。ただ、書いてあっても、どうやればいいのか、母に合った方法は考えてない。目標は、あくまでうたい文句のようだ。

  半年一回、こちらも、時間を割いて、みなさんと会議もするが、どうも、その場では、了解していても、そこから「企画」というのが生まれないので、私は、いつもむなしい感じがする。
  だから、ディでの欠点を補うには、訪問看護や訪問介護も必要だ。こちらは、細かく私からの要望を言える。今の母にとって、一時間でも、人と話しをしたり、なにかをするというのは、とても貴重な時間だからだ。
 
 

減薬のプロセス



  今週、精神科の通院日に、主治医と母の病状について、相談した。
  特に、副作用が強く出ていて、体の動きが悪いことを。先生も、「薬を減らしましょう」と言った。

  夜の薬は、いままでどおりにして、朝の方を段階的に減らすという作戦だ。
  今、朝は、リスパダール0.5mgを1錠、タスモリン1mgを1錠処方されている。
  「まず、リスパダール0.5mgをやめます。それから、一ヶ月して、タスモリン1mgをやめます」
  「タスモリン1mgは、手足のふるえをとめる薬で、副作用止めですよね。一度にできないのですか?」
  「まれに、タスモリン1mgも急にやめると、反動がでてくるので、一度に二つではなく、徐々にしたほうがいいのです」
  「わかりました」母は、その間、ぼーっとした表情で、やはり、副作用がつよいなと先生も言った。
  
  薬は、翌日の朝から減薬を開始した。まだ、二日目なので、はっきりとした変化はあらわれていない。また、以前4月の減薬のときのように、反動で振るえがつよくなることもない。このまま、うまくいけば、予定どおり、一ヶ月後に、タスモリン1mgも減らせる。

  二日目の今朝、母は、まだ体の動きは、よくなかったものの、ディサービスの車が来ると、すっと立ち上がり、玄関を出て行くのも、早くなっていた。やはり、体は軽くなっているのかなと思った。

  また、今のところ、精神的に不安定にもなってなく、夜も寝られるようだ。
 
 

留守番は、できたようだが



  先週、一泊旅行で留守にした。
  いつものように、書置きもして、薬のほうも、わかるように紙に日付を書いて貼り付けておいた。
  ただ、ヘルパーさんが来ても、覚えてないと、玄関をしめたままでいることがあるので、ヘルパーはキャンセルした。
  
  帰ってみると、薬は、飲んだし、まあまあだったらしい。
  ただ、ヘルパーが間違えて、訪問していた。幸い、母が気付いたので、いつもどおりやっていったらしいが。

   書置きは、戸締りのことや、帰宅する日の予定などをホワイトボードに書いて、冷蔵庫に貼り付けてあった。
   何度も、出る前に、本人には説明し、確認もしたのに、「知らなかった。見てない」ということだ。
   次からは、食卓の上においておこう。

   ヘルパーのことを、本人が必要としているのなら、来るかどうかを伝えれば、待っていてくれるはずだが、今のところそういうことはない。いまだに、「掃除をする人」としか理解していないので、留守のときには、使えないのが残念だ。
   
  夏の間、風呂は、毎日入ったが、いつも二時間コース。呼びに行っても、なかなか出ない。それで、いつも私はまた汗びしょになる。体も、ちゃんと洗っていないらしい。どうも、風呂につかっているから、きれいなのではないかと思う。だから、シャワーだけにするのは、むりだ。

  やっと、秋に入り、これから、少しその分の労働が減って、気が休まる。

  うちの市のほうも、施設は、どこも満杯らしく、認知症であっても、まだ動けるうちは、受け入れは絶望的らしい。介護度の高い順からだから。また、入所できても、費用が意外とかかる。本人の年金では、足らず、最低それプラス10万はかかるらしい。(介護保険使っても)
  そういう経験者の話を聞いて、今後のことも、考えなくてはと思った。

  今のところ、母の体の揺れは、相変わらずだ。昨日、看護士さんに相談したら、若い患者さんでも、母と同じ薬で、体が横揺れするらしい。やはり、副作用の可能性が高い。来週、精神科の通院日なので、先生と相談しょう。