介護ヘルパーさんたちの仕事は、やはり生活援助と身体介護のみだと、最近やっとわかってきた。
母は、精神障害があるので、申し合わせの項目のなかで、特に、生活感覚の欠如を防止する意味で、掃除は単なる掃除だけではなく、本人に参加させて、関心を取り戻し、できるのだという自信をもたせるために欠かせないと強調したつもりだった。
しかし、これまで、ほとんどの方は、はじめのうちは、こちらの要望を守ってくれたものの、やはり、手間のかかる母と掃除するのは、大変なのだろう。次第に、ひとりでやるようになった。
介護ヘルパーの仕事としては、やることはきちんとやっているから、文句はいえない。しかし、そういうことが何回もあると、やはり私の当初の予見どおり、「心身介護」は無理だと思うしかなくなった。
ケアマネさんとも、幾度もこの件では、話をしてきた。今の介護ヘルパーの制度の欠陥もあって、いろいろとしたくても出来ないことや、そのための研修制度も充実していないなど。
確かに、そのとおりだが、看護士さんが来て、本来看護士の仕事でもないことなのに、母の生活の感覚の欠如の相談をして、すぐに、看護士さんは、毎回、部屋に入ると、母とふたりで、脱ぎっぱなしの服をたたんだり、毛布を畳んだりしてくれた。
それは、精神障害者のことがよくわかっているからだ。普通のおばあさんなら、そんなことをすると、単なるおせっかいだが、これは、立派なリハビリだということを知っているためだ。
そのことを、介護ヘルパーさんに言うと、やっと「つぎから、しますね」という。内心、納得いってないのかもしれない。
こんなことを言うと、介護ヘルパーに苦言を言っているように聞こえるが、そうではない。そもそも、私たち利用者は、「なんでも、やってくれると期待してはいけないのだ」と思わなくてはいけないということを、言いたかったのだ。
将来、介護ヘルパーたちも、十分な研修をうけて、いろいろな人に対応できるようになるまで、待つしかないのだと思う。
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