今日、たまたまテレビの電話相談を見ていたら、「認知症の夫について」の相談があった。夫は、78歳で、自分は75歳。嫁いだ娘がいるが、夫と二人暮しで、面倒をみている。
話を聞いていくと、物忘れはあるものの、性格はおとなしく、暴力も変な行動もない、食事、風呂、トイレも一人でできる。ただ、自分も体を壊しているので、週一回のディサービスに夫がひとりではいかないのが、悩みであり、相談であった。
夫は、妻がいないと自分は生きていけないといつも思っているためもあり、片時もそばを離れたがらないらしい。確かに、聞いていると「夫に愛されて、幸せではないか」とその司会者の言うとおりにも、受け止められる。しかし、その人は、「そうですかね」と受け入れられない。
私も、母が人から見れば、もっとひどい症状の人がいて、「あなたは、幸せよ」といわれても、そうですがとは思えないのだ。いつも、片時も目が話せないという状態がどんなに苦痛か、やってみなければわからない。
その司会者も、自分の母が認知症でもっとひどかったが、家族で面倒を見てあげたと言っていたが、「ひとりで見た」のではないのではないか。この場合、ほかの家族が時間の許すかぎり、その夫のディサービスに付き添うようにしてあげるなり、他になにかよい方法を見つけられるようにケアマネと相談すればよかったのだ。
その人に、必要なのは、「あなたは、幸せですよ」という言葉ではなくて、具体的な心身が休める時間なのだから。
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