母の足の歩き方は、どう見ても変だ。
本人は、普通に歩いているつもりだが、つま先で歩いている。かかとが地についてなくて、浮いている。
立っているときも、かかとを上げたり下げたりしている。だから、洗面所で、歯を磨く、顔を洗うのに、「ばたんばたん」している。
それで、母と毎日、足の体操をしてみた。
かかとをつけて、立ちながら、片足を一歩だし、重心を前後にうつす。左右行う。
椅子につかまり、片足ずつ、膝からもちあげて、上げたり下げたりする。
最後は、椅子に坐ってから、立ち上がる動作を10回。
そのあと、片足ずつ、かかとから着地して、一歩ずつあるく。上半身は、なるべくまっすぐにして。
わかったことは、「くの字」に体をまげる癖がぬけないこと。そのために、なかなかうまくバランスがとれない。
でも、意識すれば、正しく歩けること。
振り返ると、母はこの10年来、強い精神薬を飲んでいて、手足は震えるし、歩くのもたいへんで、一日中、床ずれのできるまで寝ていた。
その間に、年をとってきたこともあるが、運動神経がすこし悪くなったのかもしれない。
今は、「意識」して、正しく歩くという練習をして、それを覚え、無意識でもできるようにしないとだめになっているのかもしれない。
ということで、母は今日も、私といっしょに足の体操をしている。今のところ、いやではなさそうだ。
看護士さんやディサービスでも、練習しているが、それだけでは足りないようだ。