10年ほど前から母の聴力は、落ちてきて、補聴器も作ったが、使いたがらず、毎日接している家族は、時々困ることがしばしばあった。
実際は、内容がよく聞こえていないのに、「わかった」というので、あとで「知らない。聞いてない」といわれると、困ることがある。どうでもいい内容ならばいいが、医師からの指示や薬の説明など、重要事項は間違いではすまないからだ。
それで、いまでは、重要事項の説明は、かならずホワイトボードを使って話す。
しかし、いつもいつもホワイトボードを持ち歩くわけにもいかない。
今朝、ちょっと母の聴力のテストをしてみた。
まず、母の正面から「聞こえる?」
すると、「聞こえる」との返事。
「なんて言っているか、言ってみて」といった。母は、首をかしげて、「よく、わからない」という。つまり、私がなにか声を出しているのは、聞こえるが、内容までは、はっきりしないというのだ。
つぎに、聞こえない左耳の方から、同じ質問をだすと、「ぜんぜん、わからない」という。
比較的良好な右耳の近くから、同じ質問をすると、すぐに返事があった。
「なんて言っているかって、聞いてるんでしょ」そのあと、右耳からの距離を変え、声の大きさも変えてテストした。それで、右耳の近くならば、このぐらいの声の大きさで聞こえるということがはっきりした。
でも、それも、毎日同じではないようだし、朝と夕方では、聞こえ方も少し違うらしい。それから、「聞こう」という意識があるかどうかで、違う。相手にも、よる。
今のところ、困ったことは、母は聞こえる右耳を相手に向けないので、知らない人との会話ができないことだ。私は、なんどもそのことは言っているが、どうも人と積極的に会話したいという意識が薄いらしい。それと、すぐに忘れるらしい。
したがって、通院時には、私は母の「通訳」という立場で同行している。
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