母と接していて、一番難しく感じるのは、私が母のためだと思っているもの、求めているものが、本人のとは、ぜんぜん違うということをわかっていても、つい力が入りすぎることだ。そのことで、結局双方がつらい思いをしてしまう。
家族以外の、医療関係者、たとえば、主治医や看護士、保健士さんたちは、たくさんの患者さんと接しているので、平均的なところでいいという視点でみている。しかし、家族の立場からすると、やはり、元気なころも知っているし、どうしても、要求が高くなる。
私も、頭では、そのことはよくわかっているものの、やはり、知らず知らずのうちに、力が入りすぎてしまうことが多かった。
こうした欠点を補うには、やはり、自分の近くに相談できる人を置くということも、大切だし、母とかかわるときに、一定の距離をもたせるのも、大切だと思っている。
以前は、7年間つけている母の病状日誌をたよりに、病状に変化があったときに、以前の記録を読み返し、客観的に判断するように努めていた。
今は、それに加え、まだ完璧な体制とは言えないが、精神科の看護士さんに週一回訪問はしてもらうことで、母の病状について、より客観的に見れるようにし、また、私もひとりで抱え込みすぎないようにできるようになった。気分が楽になった分、母には、あまり力を入れすぎないように接していけるようになりつつある。
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