「ぜんかれん」を知る

 私は、統合失調症についてのさまざまな本をよんだり、そういう関連の雑誌を求めたりした。そのなかで、全国精神障害者家族会の存在を知る。
 いちばん、自宅から近いところの家族会の連絡先に電話して、一度会合に出席した。
 しかし、やはり、子供が統合失調症の方ばかりの中で、どうしても、母のことを気兼ねなく話すことはできなかった。当時、母はまだ入院中で、いろいろと扱いで苦慮していたからだ。
 ただ、その会合で、「ぜんかれん」誌を渡しされ、中を読んでみると、まさに私が知りたいことが書かれてあったので、さっそく購読した。また、そこが出版したたくさんの本も読んだ。
 おかげで、私はそこからたくさんのヒントを得て、なんとか手探りながら、やってこれたのだと思う。
 「ぜんかれん」誌には、患者が自ら、体験を語る投稿も多い。それが、なにも語らない母の心を知る手かがりを与えてくれた。
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