ディサービス記(4/17)

 今日も母は、7時半に起床し、食事、服薬のあと、自分の部屋で着替え、髪をとかし、9時50分ごろにくる予定の迎えの車をひたすら待っていた。
 私が予定時間の20分前に、母の部屋をのぞくと、コートをはおり、庭に面した窓の前に向かって立っていた。その後ろ姿は、ちょっとかわいかった。
 だいたい予定時間に向かえの車がくると、ほんとにうれしそうに出かけていった。
 母がでかけると、私は、母の部屋の掃除をする。大掃除まではいかないが、2月から毎週、かなり念入りにやっている。
 というのも、母は掃除をさせてくれなかったからだ。私が掃除するというと、必ず「この前、やったばかりだから、きれいよ」という。やっと、許しがでても、手早くやらないと、また「そんなにしなくても、きれいよ」という。
 かくして、ここ数年、押入れの中の片付けや、ダンボールの中の整理、衣装たんすの中の整理、机の上の物の整理がほとんどできなかった。母が、部屋を空けることがほとんどなかったからだ。
 それで、母がディサービスに通いだしてから、毎週たっぷりと好きなだけ掃除ができ、いまでは、すっきりと部屋も片付き、私はとても満足している。
 母は、あまり整理整頓に関心がないので、そういう細かな変化には気づいてなさそうだ。
 ヘルパーさんができる掃除の範囲というのは、決まっているので、やはり自分やるほうが徹底できるのでいい。
 
 

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