私が、いちばん理解できないのは、まず来てもらった目的が何なのかを本当に認識しているのかということ。母の足腰が弱くなるのを、遅らせることである。
まず、はじめた時点では、ふらふらしていても、ひとりで歩ける状態であった。だから、適切なリードをしてもらって、見守りながらすこしずつ距離を延ばすというのが、申し合わせであった。
しかし、現実は、「ころぶと自分の責任になる」といって、過保護に扱い、本人も以前よりも、歩く自信を失い、歩きたからなくなった。母の病気のことも、その都度詳しく説明したが、ヘルパーは「わかりました」といいつつ、二ヶ月も自己流を通した。
ケアマネと相談し、やっとそれは改めたが、母は以前のようにはいかず、ときどき歩くのを拒否するようになった。そうなると、「今日は、できませんたでした」ということで帰る。それでは、いくらなんでもひどいので、私が「足の運動」を勧めた。すると、それもなかなか実行しなかった。
こうした経緯をケアマネに相談すると、今のヘルパーの制度では、ヘルパーの質は、個人の意欲や考えや経験に頼るしかないとのこと。看護師のような特別な教育を受けるわけではないので、その人の経験が左右する。
母のようなケースを扱うのは、確かにまれなのかもしれない。私も、それは覚悟していた。しかし、少なくとも、家族からのいろいろな病気についての情報や経験を聞いたら、それを素直にやってみてほしい。そのうえで、難しいことがあれば相談にのるつもりなのだ。私は、毎回細かく母の様子を連絡帳に記すのは、そういう思いからだ。しかし、その内容について、ほとんど理解されていないらしく、「わかりました」とだけ返事され、実行されないのは残念だった。
しかし、ケアマネとの話で、私のこれまでの認識を変えなければと思った。
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