減薬から2週間目



  今週は、すこし上半身を起こすようになった。おなじ前屈姿勢でも、前は、床と平行までだったが、それが60度ぐらいになってきた。
  また、体を揺らす動作も、まだあるものの、少しずつ、軽くなっている感じがする。
  前夜に、精神薬を飲んでいるので、つぎの日の朝は、日によっては9時まで寝ていたり、または逆に早朝6時におきて、パジャマのまま、玄関外に出たりといろいろと変化がみられた。

  ただ、早朝に玄関の外に出たのは、表札を見るためで、「(自分の娘婿の)苗字を忘れたから」と理由を説明できる点は、以前よりもましだ。そのあとも、自分のした行動は、覚えていたし。「パジャマのままで、外に出ないで」というと「わかった」といい、その後は、しなくなった。
  
  お風呂から上がっても、自分の部屋の消灯後、ずっとふとんの上に坐っていたり。「横になって」と何度も言わないと、横にならなくて、半分寝ぼけていたりした。
  ただ、それも、夜の精神薬のせいなので、仕方ない。

  今週の訪問看護のときも、「先週は、歩けないとおっしゃっていましたけど、今日は、ちゃんと歩けました」とのことだった。やはり、足のふらつきも、よくなっている。

  意識の面も、特に、夕方が特にいい。私の話に、聞えなかったりしたら、ちゃんと聞き返したりするし、表情も出てきた。内容も、わかっているようだ。
  まだ、薬の副作用は、見られるが、徐々によくなっている。
 
 

減薬から1週間目



  今回は、前回の減薬時のような「禁断症状」はみられなかった。
  三日目から、まず、手の動きが前よりもスムーズになったような感じがした。
  いつも、夜、袋に入った薬をはさみで切って飲むが、前は、この動作がスムーズに行かず、手もひどく震えたりしていた。それが、口元まで薬を運んで、水を飲むのもスムーズになった。
  足の動作は、あまり変わらない。前屈みの姿勢も、まだ見られるし、体を揺らすこともある。
  ちょうど、一週間すぎた頃に、朝、母に「前よりも、頭がすっきりしている?」と聞くと、「すっきりしている」とはっきりと答えた。
  以前は、このような簡単な質問も、なかなか反応がなかったし、何度も聞かないと返事がなかった。

  ディサービスでは、相変わらず、誰とも話しをしないらしいので、特に会話がなかったときは、帰宅しても、こちらとの会話も反応が遅かったりする。

  今月のケアマネさんの訪問日も、そういうことを話した。できれば、ディでの午後の活動は、ひとりで黙々とやる作業ではなく、ゲームとか、みんなとなにかやるほうがいいと話した。
  なぜなら、母にとって、今「脳」を活性化するチャンスを作らないと、せっかくのディへの通所も効果が半減するからだ。外からの刺激が大切なのだ。
  以前、ディへの要望としては、毎回数分間でいいから、職員の方が母と話しをする時間をつくってほしいと申しあげた。母の日常で、人と会話する機会がほとんどないからだ。
しかし、やはり、ずっとは続かなかった。

  「ディでも、他の方の入浴とかで、忙しいので、なかなかそこまで手がまわらないのです」とケアマネさんはいうが、
  「それは、午前中ですよね。午後の自由活動の使い方の工夫をしてほしいということを言っているのです。こちらも、あまり手をかけられないのはよくわかっているので、プログラムの工夫をしてほしいのです」
  これまで、その都度、連絡帳には書いたが、やはり、ディとしてはしっかりと理解してもらっていないと思ったのだ。
  みんな同じではないので、本来、プログラムの計画も必要だと思うのに、なんだか、場当たり的な感じがしてならない。そのくせ、介護保険の通所計画書には、いろいろともっとくらしい目標が書いてある。ただ、書いてあっても、どうやればいいのか、母に合った方法は考えてない。目標は、あくまでうたい文句のようだ。

  半年一回、こちらも、時間を割いて、みなさんと会議もするが、どうも、その場では、了解していても、そこから「企画」というのが生まれないので、私は、いつもむなしい感じがする。
  だから、ディでの欠点を補うには、訪問看護や訪問介護も必要だ。こちらは、細かく私からの要望を言える。今の母にとって、一時間でも、人と話しをしたり、なにかをするというのは、とても貴重な時間だからだ。
 
 

減薬のプロセス



  今週、精神科の通院日に、主治医と母の病状について、相談した。
  特に、副作用が強く出ていて、体の動きが悪いことを。先生も、「薬を減らしましょう」と言った。

  夜の薬は、いままでどおりにして、朝の方を段階的に減らすという作戦だ。
  今、朝は、リスパダール0.5mgを1錠、タスモリン1mgを1錠処方されている。
  「まず、リスパダール0.5mgをやめます。それから、一ヶ月して、タスモリン1mgをやめます」
  「タスモリン1mgは、手足のふるえをとめる薬で、副作用止めですよね。一度にできないのですか?」
  「まれに、タスモリン1mgも急にやめると、反動がでてくるので、一度に二つではなく、徐々にしたほうがいいのです」
  「わかりました」母は、その間、ぼーっとした表情で、やはり、副作用がつよいなと先生も言った。
  
  薬は、翌日の朝から減薬を開始した。まだ、二日目なので、はっきりとした変化はあらわれていない。また、以前4月の減薬のときのように、反動で振るえがつよくなることもない。このまま、うまくいけば、予定どおり、一ヶ月後に、タスモリン1mgも減らせる。

  二日目の今朝、母は、まだ体の動きは、よくなかったものの、ディサービスの車が来ると、すっと立ち上がり、玄関を出て行くのも、早くなっていた。やはり、体は軽くなっているのかなと思った。

  また、今のところ、精神的に不安定にもなってなく、夜も寝られるようだ。
 
 

留守番は、できたようだが



  先週、一泊旅行で留守にした。
  いつものように、書置きもして、薬のほうも、わかるように紙に日付を書いて貼り付けておいた。
  ただ、ヘルパーさんが来ても、覚えてないと、玄関をしめたままでいることがあるので、ヘルパーはキャンセルした。
  
  帰ってみると、薬は、飲んだし、まあまあだったらしい。
  ただ、ヘルパーが間違えて、訪問していた。幸い、母が気付いたので、いつもどおりやっていったらしいが。

   書置きは、戸締りのことや、帰宅する日の予定などをホワイトボードに書いて、冷蔵庫に貼り付けてあった。
   何度も、出る前に、本人には説明し、確認もしたのに、「知らなかった。見てない」ということだ。
   次からは、食卓の上においておこう。

   ヘルパーのことを、本人が必要としているのなら、来るかどうかを伝えれば、待っていてくれるはずだが、今のところそういうことはない。いまだに、「掃除をする人」としか理解していないので、留守のときには、使えないのが残念だ。
   
  夏の間、風呂は、毎日入ったが、いつも二時間コース。呼びに行っても、なかなか出ない。それで、いつも私はまた汗びしょになる。体も、ちゃんと洗っていないらしい。どうも、風呂につかっているから、きれいなのではないかと思う。だから、シャワーだけにするのは、むりだ。

  やっと、秋に入り、これから、少しその分の労働が減って、気が休まる。

  うちの市のほうも、施設は、どこも満杯らしく、認知症であっても、まだ動けるうちは、受け入れは絶望的らしい。介護度の高い順からだから。また、入所できても、費用が意外とかかる。本人の年金では、足らず、最低それプラス10万はかかるらしい。(介護保険使っても)
  そういう経験者の話を聞いて、今後のことも、考えなくてはと思った。

  今のところ、母の体の揺れは、相変わらずだ。昨日、看護士さんに相談したら、若い患者さんでも、母と同じ薬で、体が横揺れするらしい。やはり、副作用の可能性が高い。来週、精神科の通院日なので、先生と相談しょう。
 
 

頭の揺れがとまらない



  母が、ディサービスなどに行っている間のことは、知らないが、家にいるときは、たいてい一日自分の部屋にいる。
  以前のように、寝てばかりではなくなった。しかし、やはり、変だ。
  正座して、頭をさげたまま、横にただ揺らしつづける。また、立て膝のまま、頭を下げて横に揺らす。その他、立ったまま、頭を下げて、横に揺らしている。
  正座していても、頭が地面にくっつきそうになるぐらいに、頭を下げているときは、正直いって、「なんなのだろう」と思った。
  去年は、こんなに頭を下げなかった。確かに、どちらかというと、うつむいて正座していたが、ときどき、騒いだりしていたからか目立たなかった。
  毎日こんな姿勢で、何時間も、部屋にいる。
  こちらが、ときどき、話をしにいくが、本人は、そういう自分の姿勢は、意識していないようだ。
  「自然にそうなる」という。
   これは、病気のせいなのか?それとも、精神薬のせいなのか?

   私が考案した「背中伸ばし」方法で、いくらか、背中は立てていられるようになったし、片方に肩の線が下がることもなくなった。だから、意識していると、以前よりも、頭も上がるし、背中も伸ばせるのに。

  外を歩いていると、よく知っている看護士さんたちに出会うそうだ。(家の近くに利用している看護ステーションの事務所があるため)看護士さんやケアマネさんたちは、「頭が下がって、前を見てないので、びっくり」と口をそろえていう。まさに、くの字の姿勢。
  
  精神薬を減らして、いくらか、前よりも、足の運びはよくなったが、体を揺らすのは、そのままだ。
  やはり、そろそろ、減薬する次の段階がきたのかもしれない。次回、精神科の先生に相談しょう。

  母の部屋の障子も、また、穴があいた。この前、よろけて、自分で穴をつくったのだ。そのとき、「障子でよかった」と思った。ガラス戸だと、いくら丈夫な母でも、怪我しそうだからだ。
  それにしても、精神薬というのは、やはり、精神的に安定してくると、効きすぎてしまうものらしい。ただ、心の状態というのは、一定ではないので、どの段階で、薬を減らしたほうがいいのか、判断が難しい。