[3/4〜3/11]
5日は、精神科の通院日。このごろ、「うつ」ではなくなった母だが、落ち着きがない。
とはいえ、それよりも、薬の副作用で、しょっちゅう唇をなめている。口のかわきは、本人に聞いても、感じないとのこと。さすがに、精神薬のせいだということは、先生がすぐに気がついた。
ただ、家族の前では、やるが、人前では、緊張するのか、やらないので、そういうことならば、いいでしょうとのことだった。多少の副作用は、仕方がない。
第一本人には、そういうことをしている自覚はないらしい。
その後は、金曜日も、ディのあと、歯医者さんの訪問診察があり、けっこう忙しかった。
気温がますます春らしくなって、陽気になり、母も毎日、私との足の体操は拒まないし、「躁」もいいところがあるなと思った。
月曜日のディでは、色紙を切り抜いて桜の花びらをかたどり、それで壁飾りを作る作業に参加していたとのこと。けっこう、まじめに取り組んでいるとのことで、連絡帳をみて、安心した。また、向こうでも、足の体操はけっこうやっているらしい。
とはいえ、相変わらず、廊下を歩く足音は、バランスをくずしたりしていて、すごくうるさい。
今朝6時半ごろ、母が廊下をバタバタ歩いて、トイレへいく音がした。しかし、すごく早いし、なんかいつもと違っていた。
一時間して、家族が起きて、私も、洗濯機の中をあけて、いつものように洗剤をいれようとしたが、「なにか違うかも」と感じて、中の物をみてみたら、母のパジャマズボンを入っていた。
尿の匂いがしたので、悪い予感が当たったと思った。
母に、それを見せても、なぜか反応がない。自分が入れたのに、覚えていないらしい。
「知らない」という。
そこで、入れた入れなかったを言っても、むだなので、それよりも、洗濯機へは、入れないように念を押した。
とにかく、いつもと違う様子のときは、ちょっと注意が必要だ。都合の悪いことは、ほんとにみごとに記憶していないから。
朝からの母の騒ぎで、疲れてので、庭にでて、草花の手入れをしたりした。
クリスマスローズがまだ満開だ。しだれ梅は、もうおわり。匂いすみれも、かわいいブルーの花を咲かせている。球根も、芽が出している。春だな。花粉症なので、マスクつけての庭仕事がちょっと残念だ。
[2/25〜3/3]
この頃、母の廊下を歩く足音がうるさい。二階にいても、はっきりと聞える。
「バタバタバタ」と歩く。走っているような足音だが、バランスが悪くて、そう聞えるのだ。
立っているときも、つま先をたてたり、下ろしたり。それだけで「バタンバタン」という音がする。
部屋の中にいても、それをやり、トイレの中でも、それをやる。
母に言っても、自覚がないので、けろっとしている。
「躁」の状態なので、仕方ないが、周囲への注意力は、「うつ」と比べて、決してよくない。
今朝も、ディの迎えの車が家の前にとまった。それを、母は、確かに窓のところで見たのに、それをディの車と認識せず、玄関へ向かわず、トイレへ行った。
私は、あわてて、母を呼んで、「もう、来たよ」と言ったが、本人は、まだ、わかってなかった。
いつもは、見たら、すぐに玄関口にいくので、てっきり、今日もやれると思っていたのに、甘かった。
自分で、自分の体の動きがおかしいということも認識していない。
その上、ディの車を待っているのに、それに注意はしていない。ただ、坐っているだけ。
心は、上の空という感じは、「うつ」でも「躁」でも同じなのだ。
明日とあさっては、内科と精神科の通院のつきそいが待っている。今日だけ、少し休みたいというのが、本音だ。
今週も、歯科の訪問診察があり、虫歯の治療をしてくれた。あと数回は、必要だが、歯の根っこの悪いところを治療していて、特にトラブルもなく、医者も「思ったよりも、順調ですね」とのこと。
年寄りの場合、悪いところを開けてみると、意外と思ったよりもひどかったりして、その分、余分に作業が必要のようだが、母の場合は、特に痛みもなく、スムーズらしい。
歯も、丈夫だが、体も丈夫だと思う。若い頃から、精神病のため、ほとんど、体のほうは、ほったらかしなのに、おおきな病気をしていない。
糖尿病は、もう20年前からなのに、一時期まじめに通ったりして治療したことはあるものの、その後は、暴飲暴食の生活をしていた。
それなのに、一年前からの糖尿の治療が効いて、良くなってきているし、元気だ。
精神科のお薬のおかげで、精神が安定しているからなのかと思ったりしてしまう。
それとも、先祖からの遺伝子なのか?私は、半分の遺伝子だから、母のようにはいかないかなと思いつつ、母をみている。
ところで、電気毛布の件だが、これから、気温があがるので、調整が難しくなりそうだ。この間、弱くしたが、夜中にドライヤーの音で目が覚めた。母が、大汗かいて、ふとんと寝巻きをドライヤーで乾かしていた。
それでいて、眠いらしく、半分は、ぼーっとしていて、布団がかなり熱くなっていたので、やめさせた。やけどしないのかな。
[2/9〜2/16]
まだ春とはいえない寒さが続く毎日だが、母のほうは、ちょっと変化が現れている。
その一:
この半年、雨の日は、絶対外出しない母が、先日、自発的に、傘をさして、近くのコンビニまで歩いていった。
いつも、「傘さして歩けない」と消極的で、正直、がっかりしていた。また、ひとつできないことがふえたのだと諦めていたのに、これにはびっくりした。
ちょうど、その日、看護士さんも、母の姿を目撃していて、驚いていた。なにしろ、最近まで、近くに散歩へ出るのも、いやがっていたからだ。
その二:
去年の暮れから美容院に行ってなかったので、髪は、ぼさぼさになっていた母。さすがに、旦那が、「もう、行ったら?」と声をかけた。いつもは、無視するのに、「そうね」と返事をし、翌日、自発的に、近くの美容院まで歩いていって、髪をカットして、染めて、さっぱりして帰ってきた。顔も、にこやか。
その三:
体を縦に揺らすようになった。つま先でアップダウンしている。ぴょんぴょんと体をゆらしている。立っているときに多いが、たとえば、お皿を洗っている間もやっていて、不安定で危ない。二度ほど、私に倒れかかってきて、注意したが、自分では、意識していない。
廊下も、この調子で歩くので、夜中や朝方、母のバタバタという足音で目がさめる。
それらは、「うつ」の状態になると、見られない。去年の12月から「うつ」にはいり、最近、どうやら「そう」になってきたらしい。
「そう」のときは、食事のスピードも速くなる。私とほぼ同時にはじめて、私よりも、少し早く食べ終える。「うつ」のときは、いつも、一番最後で、ゆっくりゆっくりしている。
[2/2〜2/8]
やはり、今年は、雪が多い。夫は、雪国の人だから、5センチや10センチで騒ぐ私は、眼中にない。
したがって、雪かきも、自分はやらない。その程度の雪なのだから、妻の仕事ということらしい。
「田舎でも、旦那ではなくて、奥さんがやるの?」というと、「そうだ」という。屋根の上に上るのは、男だが。バレンタインのチョコは、どうしょうかな。
さて、母の電気毛布の件だが、実は、去年の暮れに、ふとあるアイデアを思いついた。
母は、寝る前に、長風呂に入る。その間に、電気毛布を弱く温める。そうすれば、寝るときに、これ以上強くしないのではないか?
湯上りに、冷たい布団に入るので、早く温めたいから、電気毛布を強くするのではないか?
予想どおり、あらかじめ温めておくと、それ以上強くしないことが多くなった。
それでも、ときどき、強くしたりして、夜中に汗かいて、着替えたりすることはあったが、説明すると、だんだんと、こちらの言うことを理解した。
一ヶ月以上かかり、最近は、失敗もなくなってきた。
「春まで、この調子でうまくいくといいがな」と思っている。